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迷いなく振り抜く! プロ4年目で、初の開幕一軍入りする
阪神・林威助(リン・ウェイツゥ)外野手(27)が28日、
大阪ドームで全体練習に参加。
左の代打としてスタートする長距離砲は「どんどん振っていきます」。
3・31開幕戦(ヤクルト戦)から、
豪打で魅せ、右翼レギュラーの座を狙っていく。
◇最初の関門は突破した。ここから、林の本当の勝負が始まる。
29日に発表される開幕メンバー28人。
26日のOP最終横浜戦(大阪D)で1発&適時打を放ち、
岡田監督に「1年間を戦う中での戦力」と明言を受けた長距離砲が、
プロ4年目で初めてつかんだ開幕一軍チャンスに、改めて強い意気込みを語った。
「去年の秋からずっとそれを目標にやってきたんで。まずは開幕一軍。
そこに残ることができればチャンスはある。チャンスをもらえたら、それを生かすだけです」
この日、大阪Dで行われた全体練習。フリー打撃で快音を響かせると、
「調子も上がってきています」と汗をぬぐった。
「去年と同じで、打席では迷いなく打ちたいです。
狙った球じゃなくても甘い球なら振っていく。
どんどん振っていかないと、代打はチャンスを生かせないですから」
“呪縛”から解き放たれた。
昨年は、10月4日・横浜戦(甲子園)で三浦からプロ1号を放つなど、
12打数5安打(打率.417)。(這支我有看到live轉播 一個熱血阿)
昨秋、そして今春キャンプと首脳陣から熱い期待を受けた。しかし、
一軍をつかみたい気持ちがリキみにもつながった。スイングが小さくなり、
OP戦後半から豪打が鳴りを潜めた。
それでも、構えをオープンにするなど試行錯誤を続け、最終戦の活躍で開幕も文句なし。
「一軍に入れるかどうかでプレッシャーもあったと思う。今はちょうど、上がり調子。勝負どころで代打? もちろん。代打だけじゃなくスタメンを狙って頑張ってほしい」と和田打撃コーチ。切符は手にした。後は渾身のフルスイングを見せるだけだ。
WBC台湾代表で4番も打った男。その経験を一言で表すなら「厳しい、です」。国を背負う重圧、国際舞台での一発勝負。滅多に味わえない厳しい経験を、今度は連覇への舞台で、生かす。
開幕神宮は04年10月11日、プロ初スタメンの地。
そして左腕・藤井から右翼フェンス直撃の適時二塁打を放ち、プロ初安打をマークした球場だ。
「藤井さんから打ったのは覚えています。縁起いい? そうですね」
左腕も苦にしない。その潜在能力はまだ計り知れない。「シーズン終了までに獲って、母を試合に招待したい」という右翼のレギュラー。そして虎の主砲へ。代打のフルスイングから、林の“下克上”が始まる。
(堀 啓介)
【林の成長あらかると】
★サク越え連発 沖縄・宜野座キャンプの2月5日、フリー打撃で最多の69発のサク越え。同12日の練習試合・日本ハム戦(名護)では九回に決勝3ランを放った
★監督が直々に始動 2月16日、特打を見守った岡田監督に、宜野座ドーム内で異例のマンツーマン指導を受ける
★アニキも太鼓判 2月19日、宜野座キャンプ打ち上げで、金本から肩を抱かれ、「今年の林はやるよ」と“お墨付き”をもらう
★WBC台湾代表 2月27日~3月5日に、WBC台湾代表に参加。1次リーグ敗退も4番を張る
★応援歌 3月12日、OP巨人戦(甲子園)で、オリジナル応援歌が登場
★講演会発足も 3月27日、台湾領事館で行われた激励会に出席。活躍によっては日本在住の台湾人による後援会発足も浮上